畚褌(もっこふんどし)
もっこ褌の構造
もっこ褌は、褌の中では最もパンツに近い形をしており、着用したときの見た目はビキニブリーフのそれに似ています。
畚(もっこ)と言うのは下の絵(右)のようなもので、昔はこの畚を棒にさげて、土砂などを運んだのです。
もっこ褌は、ブリーフに近い形をしていますが、直線裁断であることがは他の褌と共通です。また本体は紐とは別になっており、横方向にずらすことができるのがブリーフとの違いです。
越中褌や六尺褌と違う点は、締め加減の調整に制限があることです。しかし前垂れがないので、ズボンをはいたときに邪魔になりません。もっこ褌は、褌の機能的な利点を残しながらも、ズボンをはく現代生活に適応したものと言えるでしょう。
もっこ褌は、越中や六尺ほど一般には知られていませんし、自分の体格に合わせ作らなければなりませんが、形がパンツに似ているため褌の入門編としてもよいかも知れません。
もっこ褌の構造 もっこ
もっこ褌の締め方
もっこ褌はの締め方には特に説明することはありません。
しいて言えば前後を間違えないことでしょうか。
一般的に布の幅が狭い方が前です。紐が細いものが多いのできつく締めすぎると痛いことがあるので注意してください。
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